人材業界噺:第10回~採用支援の本質とは何か~

~中小企業が「人を採る」から「人と働く」へ進むために~

こんにちは。中野区で中小企業向けの採用支援を行っているかとう行政書士事務所です。
本シリーズ「中小企業のための採れる採用支援」も、ついに第10回となりました。

最終回では、これまでのテーマを総括しつつ、採用活動の“本質”についてお伝えします。

目次

■ 「採用」は“求人を出すこと”ではない

多くの企業が採用と聞いてまず思い浮かべるのは、「求人を出す」「応募者を集める」「面接をする」という一連の流れかもしれません。

しかし、本質的な採用とはそれだけではありません。

本当の意味での採用は、「この会社で働きたい」と思ってくれる人と出会い、長く信頼関係を築いていくことです。

求人を出すのは“入り口”にすぎません。
その後のコミュニケーション、受け入れ体制、育成の姿勢こそが、採用成功の決め手になります。

■ 中小企業だからこそできる“人との向き合い方”

中小企業には、大手企業にない魅力があります。

  • 経営者と社員の距離が近い
  • 一人ひとりの役割が大きい
  • 柔軟に変化できる文化がある

こうした特性を活かせば、「この会社で働けてよかった」と思える職場づくりが可能です。

特に、採用においては「量より質」。
たった一人の採用が、会社全体に大きな価値をもたらします。

■ 採用活動は「企業文化」を見つめ直すチャンス

誰を採り、どう育てるかは、結局「どんな組織でありたいか」という問いにつながります。

このシリーズでもお伝えしてきたように、

  • 採用戦略
  • 求人原稿の作成
  • 面接フローの設計
  • 定着支援
  • ブランディング

すべてのプロセスが、「自社らしさ」と「人との関係性づくり」に関わっています。

採用は単なる“人集め”ではなく、未来の仲間と出会うための経営活動なのです。

■ 行政書士として、採用支援を行う理由

私はもともと、民間の人材会社で10年間以上、中小企業の採用に関わってきました。
その経験を活かし、現在は行政書士という立場で、法的な手続きに留まらず、中小企業の「人」に関する課題全般を支援しています。

特に感じているのは、「人を採る=書類仕事」ではなく、「人と働く=経営そのもの」であるということ。

中小企業が長く、安定して人を雇用できるように。
その想いが、このシリーズの出発点です。

■ まとめ:「採れる」ではなく「選ばれる」会社へ

これからの中小企業は、「人手不足だから仕方なく求人を出す」時代から、「自分たちに合った仲間とともに会社をつくる」時代へと変わっています。

採用支援の本質とは、“人を見つける支援”ではなく、“人を迎える準備を一緒にする支援”です。

そして、そのプロセス自体が、会社を成長させていきます。

■ ご愛読ありがとうございました

全10回にわたり、中小企業の採用支援についてお届けしてきました。
このシリーズが、少しでも御社の採用のヒントになれば幸いです。

今後も本ブログやnoteなどのSNSなどを通じて、現場に寄り添った採用・組織づくりの支援を続けていきます。

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