人材業界噺:第2回~採用は“戦略”が9割。なんとなく求人からの卒業~

こんにちは。東京都中野区で、中小企業向けに採用支援を行っている『かとう行政書士事務所』です。
前回は、「なぜ中小企業の採用はうまくいかないのか?」というテーマでお話ししました。
今回は、採用活動の最初にして最大のカギとなる「採用戦略・計画の立て方」について掘り下げていきます。

目次

■ 採用に“戦略”なんて必要?

「うちは小さな会社だから、そこまで考えなくても…」
そう思っていませんか?

実は、採用に戦略がないと、どんなに良い求人票を書いても、応募者対応を頑張っても、全部が空回りする可能性があるんです。

中小企業にこそ必要なのは、「限られた時間とリソースをどこに集中させるか」を考えること。
そのための指針が、“戦略”です。

■ 採用戦略を立てる3つのステップ

① どんな人を、なぜ採りたいのかを明確にする

まずは「採用の目的」を整理することから始めましょう。

  • 欠員補充か?新規事業の拡大か?
  • 即戦力が必要か?育成前提で採るのか?
  • どんなスキル・人柄を求めているのか?

ここが曖昧だと、求人にブレが出て、結果的に「誰も響かない求人」になってしまいます。

② 採用ターゲットを言語化する

次に、「どんな人に刺さる求人にするか」を明確にします。
これは“採用ペルソナ”をつくる作業に近いです。

たとえば…

  • 20代後半で、転職2回目くらいの人
  • 飲食業や接客業からオフィスワークに転職したい人
  • 地元で長く働きたい人

具体的にイメージすることで、どんなメッセージを伝えればいいか、どこに出稿すべきか、面接でどこを見ればいいかが見えてきます。

③ いつ、どこに、どうやってアプローチするかを決める

最後に、実際の「採用スケジュール」と「手段」を設計します。

  • 募集はいつから?いつまで?
  • どの求人媒体を使うか?
  • 応募が少なければどう動くか?
  • 面接は誰がやる?何回やる?

ここまで決まっていると、途中で状況が変わっても慌てずに軌道修正が可能です。

■ 採用戦略があるだけで、判断がラクになる

採用は、正解がひとつではない活動です。
だからこそ、「うちの採用はこうする」という軸を持っておくことで、すべての判断がブレなくなります。

  • 求人内容をどう書くか
  • 書類選考でどこを見るか
  • 面接で何を聞くか
  • 内定をいつ出すか

戦略があると、これらを“感覚”ではなく“方針”で決められるようになります。

■ まとめ:戦略がある会社は、採用の質が違う

採用戦略は、特別なものではありません。
目的を明確にし、誰に届けたいかを考え、どう進めるかを整理する——
たったこれだけで、採用の成果は大きく変わります。

次回は、この戦略をもとにした「求人票の書き方・見直しポイント」について、具体的なノウハウをお届けします。

「人が来ない求人」から、「選ばれる求人」へ。
一歩ずつ改善していきましょう!

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