人材業界噺:第5回~面接で人柄を見抜くには?~

~選考フローを整えて、辞退・ミスマッチを防ぐコツ~

こんにちは、中野区のかとう行政書士事務所です。
中小企業のための“採れる採用支援”をテーマに、実践的なノウハウをお届けしています。

前回は、「応募が来ないときの見直しポイント」についてお話ししました。
今回は、応募者が来た後の“面接・選考”について、特に「人柄を見抜くポイント」と「選考設計の重要性」をお伝えします!

目次

■ 面接だけでは「人柄」は見抜けない

「面接でちゃんと人柄を見て採用したい」
多くの企業がそう考えていますが、面接だけで本当の人柄を見抜くのは難しいのが現実です。

なぜなら、

  • 面接慣れしている人は“受け答え”が上手
  • 本当の性格は緊張で隠れてしまう
  • その場の印象に左右されやすい

というリスクがあるからです。

では、どうすればよいのでしょうか?

■ 人柄を見抜くための3つのポイント

① 「エピソード」で具体的に深堀りする

一般的な質問(例:「長所と短所は?」)では、誰もが用意された答えを話します。

これを防ぐには、「過去の具体的な経験」を掘り下げる質問が有効です。

例:

  • 「これまでの仕事で一番大変だったことは何ですか?」
  • 「それをどうやって乗り越えましたか?」
  • 「その経験から何を学びましたか?」

エピソードには、考え方・価値観・行動パターンが自然に現れます。

② 面接官を「複数」にする

できれば、1回の面接で2名以上の担当者が対応しましょう。

  • 視点の偏りを防ぐ
  • 質問が広がる
  • 面接後に客観的に意見交換できる

こうしたメリットがあり、“なんとなく良さそう”採用を防ぐことができます。

③ 「面接だけで決めない」仕組みをつくる

例えば…

  • 事前課題(簡単な資料作成、考え方シート記入など)
  • 現場見学+スタッフとの顔合わせ
  • 2次面接でより深い話をする

こういった段階的な選考を用意すると、求職者側も職場理解が進み、早期離職リスクも減少します。

■ 選考フローは「求職者へのメッセージ」

採用活動は、「選ぶ」だけでなく「選ばれる」側でもあります。
スムーズで丁寧な選考プロセスは、企業の信頼感アップにつながります。

逆に…

  • 面接までに連絡が遅い
  • 面接内容が雑
  • フィードバックがない

こうした対応は、優秀な求職者を逃す原因になります。

→ 面接・選考は、貴社の魅力を伝える場でもあると意識しましょう!

■ まとめ:「良い人を採る」には「良い仕組み」を

「なんとなく印象が良かったから」では、ミスマッチは防げません。
人柄を見抜くためには、

  • 過去の行動を深掘りする質問
  • 複数の視点で判断する
  • 選考フローを段階的にする

この3点を意識して、仕組みでリスクを減らしていきましょう。

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